夕方4時半ころからブニュエルの『欲望のあいまいな対象』を見る。見ていて思ったが、自分は一人複数役や、逆に複数人一役の作品が好きなのかもしれない。リンチ『マルホランド・ドライブ』しかり、今敏『パーフェクト・ブルー』しかり。そうすると最近、名探偵コナンにハマっているのも、この要素がふんだんに組み込まれていることが一因といえよう。なんだか、積読しているマルケスの『百年の孤独』を読みたくなってきた。この作品では、同名の異なる人物がたくさん登場して訳が分かんなくなっていくらしい。そういえば、子供のとき偉人の伝記を集めた分厚い漫画で読んだ記憶があるが、西洋では子が親に同じ名前を付けることがあったという。今もあるのだろうか。一方で、自分の苗字は珍しく、親戚以外で同じ苗字の人間に会ったことがない。だからこそ、以上のような名前や顔の複数性?のようなものに、無意識的にどこか魅力を感じているのかもしれない。と、なんか自伝っぽくなってしまいイヤになったので、今日の日記はこれで終わり。